巨大ボールプールで子供も大満足!スカイツリー&ソラマチにある「こどもの湯」に行ってきた

東京スカイツリータウンの敷地内には展望台がある電波塔だけでなく、水族館、プラネタリウム、商業施設(=東京ソラマチ)などさまざまな施設が集まっていますが、基本的には見学やショッピングが中心で、小さな子供を連れて行くと観ているばかりでは退屈しがち。

そんな時に便利なのが東京ソラマチの5Fにある、ボールプールで元気いっぱいに体を動かせる子供用の遊び場「東京こども区 こどもの湯」です。

スカイツリータウンの東京ソラマチにある「東京こども区 こどもの湯」

昔懐かしい下町の銭湯をイメージして作られた施設で、コンセプトは「子供が楽しめ、大人が休める施設」。

子供にたくさん遊んでもらいながら、保護者にはゆっくり休憩して体力を温存してもらうという、子供にも大人にも優しい店舗設計になっているのが特徴で、運営企業はモーリーファンタジーなど、全国で子供向けアミューズメント施設を展開しているイオンファンタジー。おちまさとさんが総合プロデュースを手掛けています。

「東京こども区 こどもの湯」の総合プロデュースを手掛けた「おちまさと」さん

観光やショッピングで疲れてしまった時、子供が退屈で不機嫌になってきた時などにはとても便利で、雨が降っていても遊べる屋内型施設のため、小さな子供連れでスカイツリーに行く時は頭に入れておきたいスポットです。

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行き方・アクセス方法

東京スカイツリータウンの敷地は細長い形をしていますが、その商業施設部分である東京ソラマチは、東京スカイツリー駅方面の「ウエストヤード」、中央部分の「タワーヤード」、押上駅方面の「イーストヤード」と大きく3つのエリアに分かれています。

東京ソラマチのフロア構成図(イーストヤード、タワーヤード、ウエストヤード)

©TOBU RAILWAY CO., LTD.& TOBU TOWN SOLAMACHI CO., LTD.

駅は両端にあり東西の長さが約400メートルもあるため、現在地や利用する駅によってはアクセスしづらいので注意が必要。

「こどもの湯」の所在地はイーストヤードエリアに建つ「イーストタワー」の5F部分で、押上駅方面からはエスカレータやエレベーターで上がってくれば簡単にたどり着くことができますが、逆にウエストヤードエリア方面から来る場合は、屋内を抜けてこようとすると混雑時はなかなか大変。

オススメなのは、まず4Fフロアまで移動してから屋外の通路と広場(スカイアリーナ)を通ってイーストヤードエリアへ向かうルートです。

東京ソラマチの4階フロアマップ

©TOBU RAILWAY CO., LTD.& TOBU TOWN SOLAMACHI CO., LTD.

東京ソラマチ4階の屋外通路の様子

4Fの屋外通路(右手に電波塔)

東京ソラマチ4階のスカイアリーナ(広場)とイーストタワー

広場の奥に見えるのがイーストタワー

イーストタワーに入ったら、エスカレータでひとつ上の5Fフロアに上がるとジェイコムのスタジオがあるので、その奥に進んでいくと右手に「こどもの湯」が見えてきます。

東京ソラマチ5階にあるイーストヤードの館内通路

5Fフロア(右奥が子どもの湯)

「こどもの湯」の看板 東京ソラマチ イーストヤードタワー5階

銭湯っぽい雰囲気の外観

東京ソラマチのボールプール「こどもの湯」の入口

そのまま進むと入口に到着

入場の仕方

料金は前払い制のため最初に入口で支払います。

東京ソラマチのボールプール「こどもの湯」の受付

入場料金を支払い終わるとレシートと共にロッカーの鍵を渡されるので、奥に進み「男湯」「女湯」の暖簾をくぐって靴を脱ぎ、備え付けのロッカーに靴や荷物を入れてから入場します(実際に中は男女別に別れていません)。

受け取ったレシートは入場時間が打刻してあり利用時間の確認に使えるほか、帰る際にも必要になるのでなくさないようにしましょう。

銭湯の男湯&女湯をイメージした暖簾(こどもの湯)

まるで本物の銭湯のよう

銭湯をイメージした「こどもの湯」のロッカースペース

ロッカースペース

昔の銭湯にありそうな体重計(こどもの湯のロッカースペース)

中には懐かしい体重計が

こどもの湯の入口近くにある「傘立て&ベビーカー置き場」

傘立てやベビーカー置き場もあります

ロッカースペースから遊び場エリアに続く入口(こどもの湯)

この暖簾をくぐると遊び場へ!!

フロアマップ

目の前に広がっているのは巨大なボールプール…ではなく、なんと駄菓子屋さん。

東京ソラマチの「こどもの湯」にある駄菓子屋コーナー

実は「子どもの湯」の施設内にはボールプールだけではなく、たこ焼き屋さんやお寿司屋さんなどになりきって遊べる「ごっこ商店街」、駄菓子を買ったりゲームで遊べる「お祭り広場」、大きく分けて3つの遊び場があるのです。

東京ソラマチ「こどもの湯」のフロアガイド図

遊び場エリアの紹介

それでは3つの遊び場を順番に見ていきましょう。

1.ボールプール

メインのボールプールエリアへ行くには左手にあるこちらの暖簾をくぐります。
こどもの湯のボールプールへ続く入口(こども銭湯)

橋を渡りながら見えてくるのは、大量のボールを銭湯のお湯に見立てた遊び場。
ボールプールの入口にある赤い橋(こどもの湯)

88,000個ものボールを使った「史上最大級」のボールプールエリアで、広々とした空間の中には色んな遊びを体験できるスポットが用意されています。

ボールプール内の遊び場スポット記したマップガイド図(こどもの湯)

ボールプールエリアのマップ

①メインエリア
②ボート&ボルタリング
③虹の湯
④すべり台
⑤ミニゲーム
⑥休憩処
⑦はいはいの湯

①メインエリア

ボールプールの中で一番広いエリアで、中でプールのように泳いだり、飛び石をジャンプして渡ったり、亀の置物にまたがったり、桶風呂に浸かったりと色んな遊び方ができます。

お店の中央にある巨大なボールプール(こどもの湯)

広いボールプール

ボールプールに設置されている亀や飛び石

亀や飛び石に乗ったり

ボールプールに設置されている桶風呂

桶風呂に入ってもOK

一番人気なのは真ん中にある緑色の浮島。

ボールプールの一番人気スポットである緑色の「浮島」

これが浮島↑

中には空気が入っていて、トランポリンのように上に乗って飛び跳ねたりボールプールへ向かって滑り降りたりと、みんなとにかく楽しそう。浮島の一部は中から空気が噴出していて、そこにボールを置くと宙に浮くような仕掛けも用意されています。

空気が入った「浮島」に乗って遊ぶ男の子(こどもの湯のボールプール)

弾力性たっぷり

空気が入った「浮島」に乗って遊ぶ子供たち(こどもの湯のボールプール)

子供に大人気

②ボート&ボルタリング

ボールプールエリアに入ったすぐ右側には、細長いボールプールがあります。

ボート風の乗り物に乗ったりボルダリングを楽しめるボールプール(こどもの湯)

ボールの深さは浅め

ここにはボート(船?)をイメージした乗り物が置いてあり、押したり付属のロープで引っ張るとボールの上をスイスイと動かすことができるので、子供が乗って保護者が動かしてあげたり、子供同士で交代しながら遊んでいる光景が見られました。

乗って遊べるボート風の乗り物(こどもの湯のボールプール)

小さい子は2人乗りできる大きさ

奥には滝に見立てた壁でボルタリング体験ができるスポットもあります。

ボールプールでボルダリングを楽しむ子供(こどもの湯)

子供にぴったりなサイズ感

③虹の湯

ボールプールエリアの一番左奥にあるのは、七色に変化する光がきれいな「虹の湯」。

光が七色に変化するボールプール「虹の湯」

写真映えするスポットなのでボールに浸かったまま記念撮影するのに適していますが、奥には風圧でボールが舞い上がってくる場所があるので、そこにボールを投げ込んだりして遊ぶこともできます。取材スタッフが訪れた時は、他のスポットに比べると子供にはやや不人気な印象を受けましたが、その分、大人の休憩エリアとして賑わっている光景がしばしば見られました。

④すべり台

ボールプールエリアの一番右奥にあるのが「こどもの滝」という名のすべり台。

ボールプールにあるすべり台「こどもの滝」

滝からすべり降りるような気分で楽しめる人気スポットで、横にある階段をのぼったらボールプールに向かって滑っていくだけ。保護者と一緒にすべっている子供も見かけました。

ボールプールにあるすべり台「こどもの滝」から店内を眺めた光景

⑤ミニゲーム

ボールプールエリア左側の通路には銭湯の洗い場をイメージした場所があり、タッチパネルを操作して遊べるミニゲームを用意。

こどもの湯のボールプールにあるタッチパネル式のゲーム

馬をモチーフにした子供用のバランスボール「ロディ」がいくつか置いてあるので、小さな子供ならロディに座りながらゲームを楽しめます。

⑥休憩処

これまで紹介してきたスポットを眺めるのに便利なのが、ボールプールエリアの入口左側にある休憩処。

こどもの湯のボールプールにある休憩スペース「休憩処」

こちらも銭湯の休憩スペースをイメージして作られた空間で、畳の上にちゃぶ台や座椅子が置いてあり、その横の本棚にはマンガがぎっしり。

ちゃぶ台、座椅子、マンガもたくさんある休憩処(こどもの湯のボールプール)

保護者が1人の場合は子供から目を離せないので、ここで休憩する場合も遊んでいる様子を常に見守ってあげる必要がありますが、保護者が複数いる場合は交代でしっかり体を休めるのにもってこいの場所。

ちゃぶ台の後ろには有料のマッサージチェア(10分100円)も4台設置されているので、目をつぶって疲れた体をほぐすこともできますよ。

大人が休憩処でマッサージチェアでくつろぐ様子(こどもの湯のボールプール)

⑦はいはいの湯

ボールプールエリアでは大はしゃぎして遊ぶ子供も多いので、乳児を遊ばせるのはちょっと危険。そんな時には0歳、1歳、2歳の子供限定で遊べるボールプール「はいはいの湯」があります。

0歳、1歳、2歳の子供限定で遊べるボールプール「はいはいの湯」

乳児+保護者が2組ほど入ると満員になってしまうような広さしかありませんが、場所が休憩処の奥まったところにあるため他の子供とぶつかってしまう危険性も低く、壁には簡単なおもちゃも備え付けられているので、乳児をゆったり遊ばせたい場合にはこちらを利用すると良いでしょう。

2.ごっこ商店街

ボールプールは思いっきり体を動かして遊べるエリアでしたが、こちらは「八百屋さん」「たこ焼き屋さん」「お寿司屋」「お好み焼き屋」など、お店屋さんの店員やお客さんになりきって「ごっこ遊び」を楽しめるエリアです。

たこ焼き屋&八百屋の屋台(こどもの湯、ごっこ商店街)

たこ焼き屋/八百屋

お店の中にはタコ焼き器や野菜などそれぞれ小道具が置かれていて、子供用のコスチュームも用意。体を使って遊ぶボールプールとは打って変わって、男の子も女の子も真剣な表情で遊んでいるのが印象的でした。

お好み焼き屋の屋台(こどもの湯、ごっこ商店街)

お好み焼き屋

お寿司屋の屋台(こどもの湯、ごっこ商店街)

お寿司屋

3.お祭り広場

ごっこ商店街と同じエリアにあるもう一つの遊び場が「お祭り広場」。

こどもの湯の施設内にある「お祭り広場」

入店する時に見かけた駄菓子屋コーナーをはじめ、射的や手裏剣といったお祭りで見かける遊びから、お菓子を落とすゲームや太鼓の達人など近代的なゲーム機まで、子供も大人も一緒になってお祭り気分を楽しむことができます。

こどもの湯のお祭り広場にある「駄菓子屋コーナー」

昔懐かしい駄菓子がたくさん

こどもの湯のお祭り広場にある「射的&手裏剣ゲームコーナー」

お祭りムードたっぷり

こどもの湯のお祭り広場にある「太鼓の達人」

親子で遊べる定番のゲーム機

無料で遊べる子供サイズの卓球台(こどもの湯、お祭り広場)

子供サイズの卓球台

無料で読めるマンガ(こどもの湯、お祭り広場)

このエリアにも漫画棚が

駄菓子屋風なアイスクリーム&ドリンク売り場(こどもの湯、お祭り広場)

アイスやドリンクも購入できます

お祭り広場では駄菓子など物品の購入や、卓球以外のゲームはその都度料金の支払いが必要になります。

休憩スペース

「子どもの湯」の施設の中には休憩スペースが2箇所あります。一つはボールプールエリアの「休憩処」ですが、もう一つは「ごっこ商店街」と「お祭り広場」エリアの中央。

お祭り広場の中央にある畳の休憩スペース(こどもの湯)

椅子くらいの高さに畳が敷かれているので、座って駄菓子屋で買ったお菓子を食べたり、保護者の場合はごっこ遊びやゲームをしている子どもを見守ったり、漫画を読んだりして休憩することができます。

退店の仕方

帰りの時間が迫ってきたらロッカースペースに移動して靴や荷物を回収し、出口で入店する時に受け取ったレシートを提示します。利用時間を超えて滞在していると自動で延長していくシステムになっているので、最初に支払った料金を超過している場合は差額を精算してからの退店となります。

こどもの湯の出口方面

この時、スタッフの方からコインを受け取ってレジ横にあるガチャガチャを1回だけまわすことができます。

取材スタッフの経験上、中身はクッピーラムネが入っていることが多いのですが、次回利用できる割引券などが入っていることもあるので、親子で楽しみながら回してみましょう。

利用料金

小人:1,200円/60分(延長600円/30分)
中人:600円/60分(延長300円/30分)
大人:600円/60分(延長300円/30分)

小人:小学2年生以下
中人:小学3年生〜15歳
大人:16歳以上の保護者

基本的には0歳児の赤ちゃんも「小人」扱いとなり利用料金がかかりますが、保護者+兄弟姉妹と一緒に入場する場合は、0歳児の料金分が無料になります。

また料金プランには、学校や幼稚園の長期休暇期間を除いた平日限定で利用できるお得な2時間パック(小人 1,800円、中人&大人 900円)もあります。

年齢制限(重要)

この「子どもの湯」はボールプールエリアのみ、利用できるのは「小学生2年生まで」という年齢制限が設けられています。

これは小さな子供の安全を考慮した措置で、16歳以上の保護者は小学生2年生以下の子供と一緒に利用することができますが、小学3年生〜15歳以下までの子供はたとえ保護者同伴であってもボールプールを利用できないので注意が必要です(その分、利用料金は安くなっています)。

混雑状況

取材スタッフが訪れたのは1月第3週の日曜日で、利用時間は13時〜15時の2時間。
これまでの写真で紹介してきたように、お客さんはそこそこ入っていましたが遊びづらいと感じることのない適度な混み具合でした。混雑時には安全確保のため入場を制限する仕組みになっているので、店内が混み合うというより店頭での待ち時間が長くなるイメージです。

平日になると時間帯によっては貸し切り状態になるほど空いていることもありますが、閑散としているよりもある程度の人数で賑わっている方が活気があって、楽しい雰囲気の中で遊べるメリットの方が大きいような感じがします。

ボールプールエリアの右側の壁には、小さな子供目線の高さに丸いガラス窓がいくつか設けられていて、外から店内の様子を覗けるようになっているので、混雑具合が気になる場合は入店前に確認してみると良いかもしれません。

お店の外から混雑状況を覗ける丸いガラス窓(こどもの湯)

Q&A・注意点

ーー大人だけでも入場できますか?
できません。

ーー子供同士だけで入場できますか?
できません。入場するには16歳以上の保護者の同伴が必要となります。

ーー赤ちゃんでも遊べますか?
遊べます。ボールプールエリアには0歳〜2歳までの子供限定で遊べるスペース「はいはいの湯」があります。

ーー入場後に一時的に外へ出れますか?
入場時に受け取ったレシートをカウンターで提示すれば出られますが、一時退出している間も施設を利用している状態として時間がカウントされます。

ーー店内にトイレはありますか?
ありません。こどもの湯を出て右に曲がるとすぐ奥にトイレがありますので、入店前に済ませておくと良いでしょう。車椅子で利用できるトイレはイーストタワーの5Fフロア最奥部にあります(子どもの湯を出て右前方の道を直進)。

ーー店内に授乳室はありますか?
ありません。最寄りの授乳室はタワーヤード(中央の電波塔エリア)の4Fフロアにあります。

ーー駐車場はありますか?
こどもの湯専用の駐車場はありません。東京スカイツリータウン・東京ソラマチには立体駐車場と地下駐車場がありますが、運営元の東武鉄道によると、近隣の渋滞を避けるため可能なかぎり公共交通機関による来場を呼びかけています。

ーークーポンや割引券はどこでもらえるの?
退店時にチャレンジできるガチャガチャの景品でもらえる場合があります。

ーー飲酒や喫煙はできますか?
できません。

ーー飲食物の持ち込みはできますか?
できません。

ーー電子マネーは使えますか?
使えます。決済方法は交通系電子マネーのほか、Visa/Mastercard/American Express/Diners Club/JCB/銀聯/東武カード/Alipay/WeChatPayなど、クレジットカードや一部電子決済にも対応しています。

営業時間・所在地

<店名>
東京こども区 こどもの湯 ~史上最大級のボールプール温泉~

<営業時間>
10:00~21:00(最終入場は20:00)

<所在地>
〒131-0045 東京都墨田区押上1-1-2
東京ソラマチ イーストヤード5F 10番地
TEL:070-3100-3589

周辺スポット

東京ソラマチのイーストヤードエリア5Fは、世界中の人々に日本の企業・産業・文化をアピールする「ジャパンエクスペリエンスゾーン」となっており、こどもの湯の入口正面には、地元墨田区の産業・文化・歴史・観光などを紹介する施設「産業観光プラザ すみだ まち処」があります。

職人による手作りの江戸切子、硝子食器、革製品、箸、漆器など、すみだの特産品が販売されているため観光土産を探すのにぴったりで、すみだの食が楽しめるカフェも併設。職人による実演なども行われているので、ぶらぶらと眺めながら歩いていても楽しめるスポットです。

また、イーストヤードエリア5Fの一番東側(押上駅方面)には、キッズラウンジがあります。クッションで囲ったスペースで乳児を遊ばせられるキッズスペースや、その隣にはプラレールで遊べるスペースもあるので、小さな子供連れの場合はこちらを訪れてみるのもおすすめです(時期やイベントの影響によってない場合もあります)。

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